Windows管理日記

前回、Windows Updateによるパッチ適用後に、Window Media Playerが起動しなくなる現象について書いたことがあるが、今回も同じような現象が発生したので紹介する。

今回の件は、以下のパッチを適用すると発生することが判った。

Windows 2000 用セキュリティ更新プログラム (KB923689)

<パッチの説明>
Windows Media ファイル形式を使用している Windows ベースのシステムを悪意のあるユーザーが
リモートから侵害し、そのコンピュータを制御できるセキュリティ問題が発見されました。この更新をイン
ストールすると、お使いのコンピュータを保護できます。インストール後には、コンピュータの再起動が
必要になる場合があります。


このパッチを適用後、Windows Media Player 9、およびWindows Media Encoderで起動不具合の
報告を受け、パッチの中身を調査した結果、コイツが犯人だということが判明した。
このKB923689をアンインストールすれば、Windows Media PlayerもWindows Media Encoderも
問題なく動作可能となった。

ちなみに、Windows XP(Windows Media Player10)では、XP用のKB923689を適用しても
Media Playerの不具合は発生しなかった。（と思う…）

また、今回の件もパッチを適用してしまった場合は、Window Media Playerが起動しない[1] と同じく、
エラーダイアログに表示されるバージョンのdllファイルをコピーしてあげることでも解決できる。

パッチを適用しないとセキュリティ面で非常に心配だが、無駄に適用しても
まともにアプリが動かなくなるという、なんともやっかいなシロモノだ・・・。

･･･とはいいつつも。
Windows2000は、2010年6月でサポート打ち切りが決定しているので、
今後もこのような対応は自分らでなんとかするしかないのかもしれない･･･。

Vistaもいよいよ登場だが、実際に管理する側の人間としては、なんか心配だなぁ・・・。