Windowsのカスタマイズやメンテナンスで使えるバッチファイルを紹介しようと思う。
第1回目は、【Copy】コマンドの使用例を。
バッチファイルの作成方法は、基本的にテキストにコマンドを書いて
『.bat』、あるいは『.cmd』の拡張子を付けて保存するだけだ。
<copyコマンドの使用例>
@echo off
copy /y a:\test.vbs %windir%\test\test.vbs
<ワンポイント解説>
a:\test.vbs → コピーしたいファイルを指定する
例では、Aドライブ(FD)にあるtest.vbsを指定
%windir%\test\test.vbs → コピー先を指定する
例では、システムルートにあるtestフォルダにコピー
参考: 『%windir%』は対象PCのシステムルートを指す
Windows2000では、『C:\Winnt\』、WindowsXPでは、『C:\Windows\』など
上記例の赤字と青字部分を適宜変更するだけで、ファイルのコピーを
ダブルクリックのみで完結できる。
何十台、何百台というPCにファイルのコピーをしなくてはならない時などに
このバッチファイルを使うと便利である。
IEオプションの[ファイルの削除]を行うと、FlashPlayerなどのプラグインプログラムが削除されてしまうことがあるので、一時ファイルを削除したい時は以下の方法にて対処するとよい。
1. Internet Explorerを起動し、[インターネットオプション]を開く
([コントロールパネル]-[インターネットオプション]でも同じ)
2. [インターネット一時ファイル]-[設定]-[ファイルの表示]を開く
3. 表示された『Temporary Internet Files』フォルダ内の全ファイルを削除する
上記3.の『Temporary Internet Files』の場所の詳細は以下の通り。
C:\Documents and Settings\"ログオンユーザ"\Local Settings\TemporaryInternet Files
なお、FlashPlayerなどのプラグインプログラムはIEオプションの[オブジェクトの表示]をクリックして開いた、『C:\WINNT\Downloaded Program Files 』に格納されている